支援者役の目標は、美しく作るリースではなく、視覚障害のある方のリクエストを聞きながら、代役として作成するということです。
初めに、視覚障害者の役をしました。アイマスクをしたので何も見えません。支援者役の学生は、丸い木のリースに私のリクエストを聞きながら、デコレーションしていきます。
学生は私に、色や形、テープや松ぼっくりの感触を手で触るように促して、選択させてくれました。私は中途失明の設定(自分で)のため、テープを手で触ると、自宅でもラッピングに使うテープで、ハサミでしごくとクルクルと丸まって可愛らしくなるものだと分かったことや松ぼっくりは木でできている本物だと分かり、とても嬉しい気持ちになりました。
また、学生役の方は、作業を待っている私に世間話をするなどして楽しませてくれました。なので、出来上がるまでの20分位の間に退屈することもなく終わりました。中途失明者の場合は、過去に経験のある事柄はある程度、物を触ると理解できることが分かりました。
赤いリボンをどの位置につけるかは、時計の数字で6と9の間と希望しました。松ぼっくり等は学生さんの好きな位置にとお願いしました。
これが、リクエストに合わせて私のために作って下さったクリスマスリース♡
自分のためにオーダーメイドで手作りで作って頂くことがこんなにも幸せなことだと実感しました。
支援者役(作る側)の作品
テーマ
美しく作るのではなく
対象のリクエストに 忠実に
かつ 作業時間中の会話に留意
美しく作れていないは合格((笑)かもしれませんが
対象が選べるような、触れてもらうや言葉がけが適切だったかかと振り返れば
ん、ん、、配慮不足でした。
支援者側のコミュニケーションが、失敗の連続です。待たされる間の会話や、視覚障害の方には気になる表現かもしれなかったこと等配慮も全く不足していたと反省します。
また、支援者側の私が両面テープがうまく剥がれないと言えば、アイマスクをしながらも、手探りでテープをはがす手伝いをして頂いたことが勉強になりました。
視覚障害の方に、ただ待って頂くだけでなく、主体的に参加してもらえる設計も出来るかもしれないと思いました。
また、生まれたときから視覚のない人には、時計の文字の位置や色の説明は不適切なのか、他の方法(音や匂いを楽しんだり、一緒に参加してもらう等)や、対象の理解として、普段の生活の不便さや楽しみなどを知る必要があることに気づきました。
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